あかねこ屋敷
[このSSは実際の企業・団体・人物・物理法則とは一切関係ありません]






病院・フィリスの部屋

暗い部屋で彼女は一人黙して佇んでいた

「・・・・・・・・・こんなモノを誰かに見られるわけにはいきませんね・・・・」

フィリスの表情は酷く深刻だ

「まさか、私がこんなことになってしまうとは・・・・・
昨日飲んだ新薬の影響でしょうか?」

彼女の目の前には見るも無残な状態の物体がある

ふと、彼女の視界に時計がはいった

「・・・・・はっ!? いけないっ、もうすぐ恭也君の検診の時間!?
急いでこれをどうにかしないと!!」

そういってフィリスがブツを両手で持ち上げた時

がちゃ

「フィリス先生、ここにいますか? 高町恭也ですけ・・・・・・!!?」

「き、恭也君!!?」

フィリスが持っていたもの、それは布団

フィリスの両手で高々と持ち上げられた布団

ぐっしょりとおねしょが滲んだ布団だった









フィリスの世界地図

written by あかねこ








「・・・大体の事情はわかりました・・・・・・しかし・・・・・」

「ご、ごめんなさいっ、恭也君!!」

ひたすら謝りまくるフィリス

恭也は全身真っ黒焦げ、髪型がアフロになっている

いきなり電撃を浴びせられたのだ避けられないのも無理もない

「いや、怒っているわけでは・・・・・・」

「本当にごめんなさい!! 私、こんなことでしか恭也君に償えないけど・・・・」

フィリスはそう言って白衣を脱ぎだす

自分の(起伏の少ない)身体で償わせてくれという意思表示である

「ち、ちょっとまってくださいっ!!? 気にしなくていいですから!!
とと、とにかく服を着てください!!」
 
「ちっ!・・・・・すみません私は・・・・・・・・」

一瞬、邪悪な気配がしたが恭也は気がついていなかった

「大丈夫です・・・・・秘密は厳守します
俺はなにも見ていません、これでいいじゃないですか?」

「恭也君・・・・・ありがとうございますっ!」

「いえいえ、それじゃ俺は今日はもう帰りますね」

そういって恭也が部屋を出ようとしたとき

「あ、ちょっと待ってください・・・・その、相談があるんです、これのことで・・・」

フィリスがおねしょ布団を指し示す

「相談、ですか? わかりました、俺にできることがあるならば協力します」

「あ、ありがとう恭也君!」





「実は、これが原因なんです」

こと

彼女が出したのは小さな薬瓶であった

ラベルには『AS』と書いてある

「これは?」

恭也が薬瓶を手にとって観察していると

「これはHGS患者の神経系に作用して痛みを軽減させる薬なんですけど
・・・・・・その・・・・・・・・副作用がありまして・・・・・・・」

後半は少し言いにくそうになり、小声であった

「それで、その副作用が原因なんですね?」

コクン、とうなずくフィリス

「失礼ですがそれは、一体どんな副作用なんですか?」

恭也が尋ねるとフィリスは顔を真っ赤にして恥ずかしながら

「・・・その・・・・・・ごにょごにょ・・・・・・です・・・・・・・・」

フィリスは恭也の顔をまっすぐ見ることが出来ず、ずっと俯いていた

「え? なんですか、よく聞こえませんでしたが?」

すると今度は耳まで真っ赤にしながら

「・・・・・性欲の、異常増加、それと、泌尿器の麻痺、ですっ・・・・・・・・・・・!」

「なっ!!!? そ、それは・・・・・・・・す、すみませんっ!!」

「いえ、気にしないでください・・・それに、恭也君に相談したいことというのも
これに関係していますから」

「そういえば、俺に相談っていうのは?」

「はい、実は私、オナニーの仕方を知らないんですっ!!!」

がたん!

おもわずこける恭也

「だ、大丈夫ですか!?」

「は、はい、問題ありません、しかし・・・・・・オナ、いや自慰ですか?」

「そうなんです、この薬は服用後にオナ二ーをして
麻痺した泌尿器から尿を出してしまえばいいんですけれども・・・
私はそういった経験がないもので、どうしたらよいものかと・・・」

「そ、そういうことなら、俺よりもリスティさんや真雪さんのような女性に
相談したほうがよいのではないですか?」

冷や汗を流しながら答えると

「だ、駄目ですよ!! あの二人にだけはっ!!!」

フィリスは必死の形相だ

よほどあの二人が怖いと見える

まあ、あの悪戯大王とセクハラ大魔神では無理もない・・・・

「しかし、俺もそっちの知識には疎いもので・・・・」

恭也が困り果てていると

「恭也君、お願いします・・・・・・私には・・・・
こんな相談できるのは恭也君しかいないんです!!」

「・・・くっ・・・・・・・・しかし、俺は・・・・・・・・」

困った女性は放っておけない重度のフェミニスト(スケコマシ)、高町恭也

彼の頭脳はこの瞬間、過去最大の稼働率を記録した

「そうだっ!! フィリス先生、いい方法がありますよ!!!」

「本当ですか!?」

「ええ、その方法というのはですね・・・・・・・・・」










高町家の風呂場


かっぽーーん・・・・

そこには裸(当然か・・・)のなのは、晶、レンが風呂に入っていた

「なのちゃーん、しっかり耳の裏も洗うんやでー?」

「うん、わかってるよー♪」

「しっかし、カメはあいかわらず胸がねえなー」

「な、な、なんやてっ、このオサルー!」

「こらー! ケンカしないのー!!」

ばしゃ ばしゃ ざっぱーん



そんな(いろんな意味で)微笑ましい光景の裏側(天井裏)では

「き、恭也くん・・・・・・・これって犯罪じゃないのかなあ?」

忍者のような黒装束にその身を包んだフィリスがいた

その近くには目は血走り、妙に息の荒い恭也がいる(当然黒装束)

「いいえ、これは家族の健康状態を調査するために必要な『観察』です
唯一の男として、長兄としてこれは俺の義務であると確信しています
美由希やフィアッセなどは詳細な『観察』によって、いままで多くの病気や
身体の故障などから未然に回避できた実績もあります、さて、まずは
ここで女性の自慰とはどんなものかじっくり『観察』してみようかと
俺の過去五年間の調査によると、この風呂場で自慰行為をするのは
美由希、桃子母さん、フィアッセ、レンの四人です、しかも桃子母さんの
場合はシャワーなどを使ってのハイレベルな」

「恭也君、『覗き』って犯罪なんだよ?」

「こ、これは『観察』です・・・・・む!? フィリス先生、何かあったようですよ!!?」

フィリスはしぶしぶ覗き穴(直径5mm)から見てみると



かっぽーーん・・・・

「あ、レンちゃんはもう生えてるんだー?」

「あ、本当だ」

「うわわ!? 見るなこのオサルー!!」

「なんだよ、女どうしなんだか別にいいじゃねーか?」

「いいわけあるかっ!」

「なのはのはいつごろ生えてくるのかな?」

「うーん俺は最近になってからだからなー・・・・
なのちゃんはあと2・3年くらいじゃないかな?」

「なのはも早くレンちゃんみたいに大人っぽくなりたいなー♪」

「あはは、あそこだけ大人っぽくなってもなーカメ?」

「なんやと、オサルのくせにー!!」

「お? やるかー!?」

「二人とも、ケンカはダメー!!」

ばしゃ ばしゃ ざっぱーん



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・恭也君、もういいかげんに・・・」

フィリスが隣の恭也に視線を向けると

「ふおぉぉぉぉ!!!! そうだったのか!? レンはもう生えていたのかーー!!!」

しゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃか!!!

猛烈な勢いでノートにメモを取っていく恭也がいた

神速を使ってイラストまで描いているあたり只者ではない

「き、恭也君・・・・・・・・(汗)」

犯罪行為に没頭している恭也をほっておいてフィリスが逃げようとすると

ガラガラー

「桃子ー、はやくー」

「待ってフィアッセ、いまいくからー」

フィアッセと桃子が入ってくるではないか

いつの間にかレン達はあがっていたようである

「くくく・・・これはこれは、最高のタイミングだな・・・・・・・」

恭也がこれでもかってくらいの邪笑をうかべる

そこに御神の剣士、高町恭也はいない

「恭也君、さすがにこれは・・・・・・・・」

冗談ではすみませんよ、そう言おうとした時

「自慰の仕方が知りたいんでしょう? ここからが本番ですよ・・・・・・くくく」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

恭也の邪悪な誘惑にフィリスは勝てなかった

フィリスは常識よりも自分のほうが大切なのだ

黙って覗き穴に視線を移すと



かっぽーーん・・・・

「そういえば、ねぇ桃子、恭也って貧乳がすきなのかしら?」

「ん? どしたのフィアッセ? いきなりそんなこと聞いてきて?」

「うん、なんだか最近恭也がレンちゃんやなのちゃんの胸を見る目が
少し(意:かなり)普通じゃないような気がして・・・・」

「まっさかー、恭也に限ってそれはないわよー
恭也は絶対に巨乳スキーよ、断言してもいいわー」

「どうして、そんなことわかるの?」

「だって士朗さんが巨乳スキーだったから♪」

「・・・・・・なるほど」

「それにしてもフィアッセはおっきいわねー、いまどれくらいあるの?」

「えっと・・・・・93」

「うーん、照れちゃってかわいいーんだからー♪」

「あんっ、桃子、揉まないでよー♡」



ぎりぃっ!!!

「フィリス先生?」

物凄い歯軋りの音が聞こえたので振り向くと

そこには一人の修羅がいた

「巨乳は死ね巨乳は死ね巨乳は死ね巨乳は死ね巨乳は死ね・・・・・・・・・」

血の涙を流しながら呪いの言葉を呟き続けている

どうやらフィリス(貧乳)は暗黒闘気に覚醒してしまったようだ

凄まじいプレッシャーに恭也は震えていた

そんな恭也にフィリスは振り向くと

「恭也君、巨乳が好きというのは本当なんですか?」

満面の笑顔、しかし神をも屠らんとする殺気を放出しながら

ぶんぶんぶん!

必死で首を横に振る恭也(既に戦意喪失)

「そう、よかった・・・・・・・もし恭也君が巨乳スキーだったら・・・・・・・・・」

瞬間、先ほどとは比べ物にならない殺気が放出される

「ひぃっ・・・!!?」

「さ、恭也君、続けましょう・・・・・・」

フィリスはそう言って再び覗き穴に視線をうつした

恭也も未知の恐怖にびくびくしながらも視線をうつした



かっぽーーん・・・・

「ねぇ桃子、さっきから寒気がしない?」

「あら、フィアッセも? おかしいわね・・・・ま、いいわ
さっさとお風呂はいっちゃいましょ」

ガラガラー

「あれ、お母さん入ってたんだ? フィアッセもいたの?
一緒に私もはいっていいかな?」

「いらっしゃーい、美由希、遠慮はいらないからはいっちゃいなさい」

「美由希−♪」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「ん? 美由希どうしたの?」

「・・・・・・・・ねぇ、母さんもフィアッセも何か感じない?」

「そういえば、さっきからなんか寒気がするわね・・・・・・」

「う、うん、わたしも・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・そこぉ!!!」

きんっ!

美由希は(どこかに隠し持っていた)小太刀で天井を円形に切った

ずずず・・・・

「「・・・・・・・・・・・・・・あ!?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

ゆっくりと下降していく天井

「ま、まずい!!? テレポート!!!」

「な!? 卑怯な!!?」

一瞬にして消え去るフィリス

そして後に残された恭也はというと



ずずーーーー・・・・・・・ん



「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何シテルノ?」」」

「え、えっと・・・・・これは、その・・・・・(汗)」

「「「ノゾキシテタノネ?」」」

「ま、まて! これには深い深い訳があるんだ!
そう、これはフィリス先生が」

「「「サヨナラ」」」






ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・!!!









その後、恭也は高町家の人々に秘密ノートまで発見され私刑(リンチ)

殴る蹴る切るサイコビームなど攻撃によって全治三ヶ月の重症

入院後、何故か恭也の病室に頻繁に出入りするフィリスが目撃されるが詳細不明

恭也は何故か日に日に痩せ衰えているようだが詳細不明

フィリスはその後、おねしょに悩まされることはなくなったらしいが詳細不明









「・・・・・・・・・・・・恭也君、またしたくなっちゃった♡」

「いい加減、カンベンしてください」











あとがき


あかねこは二重人格ですので対話形式です


わるねこ「恭也も最近流行の幼女愛好性犯罪者だったようだなぁ?
     フィリスは実際はまだ10歳以下なんだぜぇ? 決まったな、こりゃあ・・・」

よいねこ「なにいってるんですか!? アナタは大きな勘違いをしています! 
     これは恭也様×フィリスの超純愛SSですよ!!」

わるねこ「超純愛って・・・・・・・お前それは無茶にも程があるだろうよ?
     大体このSS、大半が軽犯罪で埋め尽くされてんじゃねぇかよ?」

よいねこ「あれは覗きではなく『観察』ですよ! カ・ン・サ・ツ!!」

わるねこ「しかしまあ、恭也が国家権力の狗のお世話になるのも時間の問題だな
     覗き犯罪者は大抵『観察』とか『偶然』とか言い訳するからなぁ?
     弁護するならお前も共犯になっちまうぜぇ?
     最近の世間様はロリコンには厳しいって聞くぜぇ?」

よいねこ「・・・・・・・・・私は愛国者ですから、犯罪には加担しておりません!
      非国民高町恭也逮捕に全力で協力させていただきます!」

わるねこ「・・・・・おまえも世渡りが上手くなったな・・・・・・・」











刑務所END


 アンケートにご協力お願いします

名前(匿名OK)

e-mail (無記入OK)

感想(五段階評価)

すごく面白かった
面白かった
普通
つまらない
つまらなすぎ、死ね!

【ご意見・感想・リクエストがあれば書き込んでください】



SSトップへ戻る