あかねこ屋敷 [このSSは実際の企業・団体・人物・物理法則とは一切関係ありません]








「士郎はその姿じゃ学校にこれないから家でおとなしく留守番しててね」

「先輩、私すぐに帰ってきますから!」

「士郎ぅ〜やっぱり今日学校行きたくないよぅ〜」

遠坂、桜、藤ねぇがそれぞれそう言って玄関から出て行く

なぜか一番の年長者が一番子供っぽかったが

「いってらっしゃい凛、桜、タイガ、士郎は私に全面的に任せてください」

私に、という部分を妙に強調するセイバー

「なんならもう帰ってこなくてもいいわよ?」

しっしっ、と野良猫でも追い払うような仕草で三人を送り出すイリヤ

さすがにその態度にかちんときた三人ではあるが

これ以上騒ぐと本気で遅刻確定なので大人の対応でここは無視した

そうして三人を見送って士郎は一安心したが、その直後

「「それじゃあ士郎、私達と一緒に行きましょうか………」」

邪悪に微笑むセイバーとイリヤに強制連行されたのであった

「いーやーだー!! はーなーせー!!!」

今日も士郎の悲痛な叫びが衛宮家に虚しく木霊した









続・ちびっこ士郎

written by あかねこ








「まずこれを着てもらおうかしら?」

そういってイリヤが出した服は紛れもなくドレス

しかもピンク色でフリル付きの豪華なやつだ

「そのドレスは士郎に大変似合いそうですねイリヤスフィール」

イリヤの出したドレスを賞賛するセイバー

感覚がおかしいとしか思えない

「俺にこれを着ろと?」

いや、そりゃ何時までもだぼだぼの服着てるわけにもいかないけどさ

さすがにこりゃ拷問だろ?

こんなの着て町あるいたら思わず『恥ずか死』しそうだ

「なによ? 士郎は私が選んだドレスを着るのが嫌なの?」

「うん、嫌だ」
__________________リセット。

「なによ? 士郎は私が選んだドレスを着るのが嫌なの?」

「う、うん、嫌だ!」
__________________リセット。

「なによ? 士郎は私が選んだドレスを着るのが嫌なの?」

「い や だ!!!」
__________________リセット。

「なによ? 士郎は私が選んだドレスを着るのが嫌なの?」

「………ワカリマシタ、キレバイインデショ」

「うん、素直でよろしい♪」

士郎はドラクエの無限会話ループを思い出していた

おお勇者よ、死んでしまうとはなさけない

「イリヤスフィール、士郎にはこれも似合いそうですが?」

そういってセイバーが出したものはストリート系の子供服

ただし、なぜか虎の刺繍入り

「それだ! 俺はそれが着たい!! そういうのを待ってたんだ!!!」

高速で服に飛びつく士郎、彼も必死である

「イリヤ! 俺はこれを着るぞ!! これ以外は着ないからな!!!」

半分泣きが入りながら訴える士郎

その様子にさすがのイリヤも少し引いた

「ま、いいわ、じゃあそれで決定ね」

「よかったですね士郎」

このときばかりはセイバーが女神に見えた士郎であった



「それじゃ、これから買い物にいくわよ」

士郎が着替えるやいなや早速出かけようとするイリヤ

「ちょっとマテ、どこに行く気だ?」

食材は一週間分は十分にあるし

これといって買うべき物もない

出来ることなら家で大人しくしていたい士郎であった

「そんなの行ってから決めるに決まってるじゃない?」

「そうですよ士郎、まずは外に出かけることが大切なのです」

「それは買い物とは呼ばん、人はそれを散歩というのだ」

呆れながら二人に言う士郎

しかし散歩か、それも悪くないかもしれない

平日ならば人通りも少ないだろうし

これといって危険なこともないだろう

「ま、いいや、行こうぜイリヤ、セイバー、散歩なら付き合うよ」

そう言って外に出かけようとすると

「……靴があわねぇ」

靴がでっかい、いや今の足が小さすぎるだけだ

「そうなると思ってちゃんと用意しといたわ、士郎はこれ」

イリヤが用意してくれた靴にもなぜか虎の刺繍があった

「…イリヤ、なんでこれにも虎マークがついてるんだ?」

「ああ、これがタイガのお下がりだからよ」

「さすが藤ねぇ、物持ち良すぎだぜ」

虎の呪いとかありそうで少し恐ろしいが

士郎が藤ねぇの意外な一面に感心していると

唐突に両方から手を握られた

「「さあ、いきましょ士朗♪」」

ご機嫌のセイバーとイリヤに両手を繋がれながら士郎は散歩に出かけ



とりあえず商店街までやってきた士郎たち

「で、これからどこいくよ?」

「うーん、そうねぇ……」

イリヤが思案していると

「イリヤスフィール、あそこにいるのはキャスターではないですか?」

セイバーは前方の魚屋の前をうろうろする妖しいローブの女を指差す

「げ、ほんとだ、なにしてるんだろ?」

三人が挙動不審なキャスターの様子を見ていると

キャスターは店頭の白子を見定め店主を呼ぶ

「すいませーん」

「はいはい、今日はなんにしますか奥さん?」

「この白子二つくださる?」

「お、奥さん目がいいねぇ、こいつは今旬で丁度おいしいんだぜ、それに精もつく

今夜はこいつで旦那も元気になるってもんだ!」

そんなことしなくても葛木先生は今日も明日も年中元気一杯ゴルゴ13

走れと言われれば地平線の果てまで走りかねない体力の持ち主である

「いやですわ、もぅ……!」

魚屋親父のセクハラ発言に対し

顔を真っ赤にしていやいやするキャスター

テメエそんなキャラじゃあるめぇし、猫かぶってんじゃねぇよ

士郎たちはそう切実に思った

その殺気に気がついたのかキャスターが士郎達に振り向く

「あら? あらあら、貴方達はセイバーとそのマスター達じゃない……はっ!!?」

親しみを込めて挨拶していてセイバーとイリヤの間に挟まれた子供を見つけた

瞬間、キャスターの目がかつてないほど妖しく光った(琥珀カウンター=測定不能!)

しゃーーーーーーーーーー!!!

ホバリング
空中浮遊しながら高速で士郎に詰め寄ってくるキャスター

その口元は恐ろしいほどの氷の微笑が浮かんでいる

その姿はさながらホラー映画のクライマックスの如し

「「「ひぃっ!!!?」」」

あまりの恐怖にあとずさる三人

しかし反応が一瞬遅れ士郎は両肩をがっちりと捕まれる

「……つ か ま え た ♪」

じゅるり

微笑みながら蛇の如く舌なめずりをするキャスター

「ぎゃああああああ!!!? 助けてくれーーーー!!!」

「あらあら、ちょっとおとなしくしててね♪ ふんがっ!!!」

どごっ!!!

パチキによって一瞬で気絶させられた士郎

頭突きの瞬間キャスターの表情が恐ろしくごっつく豹変したのは気の迷いだろう

その顔を直視してしまった魚屋の親父はショックで心停止していたが

「「士郎!!!?」」

キャスターに飛び掛るセイバー

いきなりエクスカリバーで切りかかる(しかも商店街のど真ん中で)

がぎぃん!!!

しかしそれを止めたのは他でもないキャスター、しかも買っていたネギで止めた

「ば、ばかな!? 私の剣が効かないなんて!!? しかもネギで!!?」

「ふふふ、無駄よセイバー、今の私はこの可愛い男の子を見たおかげで

通常の数倍の力が漲っているのよ!!!」

なぜ男の子を見たら力が上がるのか、それはキャスターにしかわからない神秘

しかし今のキャスターから漲る魔力は確かに桁違いだった

「くっ!? いったい、どういたら!!?」

真剣な表情で悔しがるセイバー

たしかにそんな理由で己の一撃を防がれては堪らない

騎士王の誇りは変態ショタ魔女メディアによって打ち砕かれたのだった

「安心しなさいセイバー、別にこの子に危害を加えるつもりはないわ」

渾身の頭突きをかましておいてぬけぬけと語るキャスター

「どういうことですか?」

「私は可愛い子に目がないのは知ってるわよね?」

「え、ええ、私も被害者ですし……」

セイバーは地下教会での忌々しい出来事を思い出す

あのときは結構気持ちよか、じゃなくてとても危なかった

「だからこの子も私のコレクションに加えたくって♪」

そういって何処からか一冊のアルバムをだす

「なんですかこれは?」

「自作美少年はぁはぁアルバム五歳児編よ」

キャスターの一言で商店街は凍りついた



「それで、ここで何をするつもりなのキャスター?」

寺への長い階段を上りきったイリヤがキャスターに問う

気絶した士郎を背負ったセイバーはずっと黙っている

セイバーはさっきからキャスター秘蔵のショタアルバムに夢中なのである

その目は血走り、こくこくと頷きながら写真を吟味する

変な趣味に目覚めねばよいが

「さすがに街中で写真撮影会をするわけにもいかないでしょ?

さ、着いたわ、ここが私の自室よ」

そういってキャスターが案内した先には本格的なカメラと撮影設備

ご立派にも照明設備まで完備されている

「うわー、あんたにこんな趣味があったなんて………

ま、とにかく、写真撮り終わったらさっさと士郎返してよね!」

「ふふふ、約束は守るわ、あ、そうだ!

ねぇ、貴方達もやってみない?」

「「へ?」」

「写真撮影よ、結構楽しいわよ?

自分で取ったのは持ち帰っていいから、やってみない?」

「士郎を、写真撮影ですか……?」

考え込むセイバー、それは確かに魅力的な誘いである

子供姿の士郎はたしかに貴重な被写体となるだろう

むしろ、これからの(夜の)生活を潤してくれるに違いない

しかし、なにか道徳的に決定的なモノを失ってしまいそうな気もする

うーん、と悩むセイバーそんな彼女よりも先にイリヤが反応する

「……それいいわね、姉として弟の成長記録はとっておかないと、ねぇ?」

いつのまにかキャスター顔負けの邪悪なオーラを放出しているイリヤ

  アンリ・マユ
『この世全ての悪』も真っ青のデビルっぷりである

「あなた、話がわかるわね……ふふ…」

邪悪な魔女二人がお互いに(表面上)微笑み合っていると

「ま、まってください! 私もやります!!!」

欲望に負けたセイバーも参加してきたのであった

「ふふ、素直な娘は好きよ♪ それじゃあ………」

キャスターがそう言うと、三人は気絶している士郎を囲むように立ち上がり

これ以上ありえないってくらいの邪笑を浮かべ

「「「剥いちゃおっか♪」」」

三人同時に士郎へと襲い掛かったのであった



「う………ん、ん? わぁっ!? な、なんで縛られてんだ俺!!?」

目覚めた士郎、気が付けば何故かイスに縛られていた

「しかも服まで変わってる!!?」

現在の士郎の服装といえばランドセルに半ズボンといった小学生ルックである

「士郎、気が付きましたか?」

動転する士郎に話し掛けてきたのはセイバー

彼女は何か期待に満ちた目で士郎のことを見ていた

「セイバー、俺どうして縛られてるんだ!? それにこの格好は一体!!?」

「ふふふ、私の秘蔵コレクションよ、手に入れるの大変だったんだから」

士郎の疑問に答えたのは手にカメラを抱えたキャスター

彼女の背後のクローゼットからは子供用の衣装が大量に飾られている

そのなかには皮ベルトなどの妙にアダルトな服もあったが、あえて無視した

「キャスター、一体どういうことだ!!?」

士郎がイスをがたがた揺らしながら怒鳴る

しかしいかんせん見た目が子供なために迫力よりも可愛さが目立つのは不幸である

三人はその姿にぞくぞくするものを覚えながらもそれぞれのカメラを取り出す

「これから士郎の恥ずかし、じゃなくて可愛い写真をとってあげるのよ♪」

思わず本音が漏れそうになったイリヤが訂正するように言う

「嘘つけ−−−−!!! 今思いっきり不謹慎なことほざいただろ−−−!!!?」

「士郎、こっちが大人しくしているうちに黙りなさい」

「ほらーーーー! 本性現しやがった−−−−!!!?」

なおさら暴れだす士郎、その様子を見ていたキャスターはそれを無視するように

「セイバーちゃんにイリヤちゃん、時間が勿体無いわ、始めちゃいましょ」

「「OK!」」

二人は親指を立てて意気込みを示した

「OKじゃねぇーーーーーー!!?」



ぱしゃ! ぱしゃ!

「いいわねぇ、セイバーちゃんものってきたみたいね!」

ぱしゃ! ぱしゃ!

「そ、そうですか? 先ほどから士郎の顔ばかり撮っていたのですが」

ぱしゃ! ぱしゃ!

「キャスターもう少し詰めて、貴女の影が邪魔よ!」

ぱしゃ! ぱしゃ!

三者三様、士郎の周りをぐるぐる回りながら写真撮影は続く

「……もう好きにしてくれ」

諦め半分の士郎、すでにされるがままの状態である

ふと、そんな時キャスターは足を止めて立ち止まると考え込む

「うーん、いまいち動きが少ないわね……」

「そうですね、縛った状態ではいまいち良い写真がとれない」

すでに数百枚取っておいていまさら言うべきことではなかった

料金支払い元 ⇒ 柳洞寺

自分の懐が痛まないのをいいことにセイバーもキャスターもやりたい放題である

「じゃあ、どうするの?」

一番写真を撮ったイリヤが問う

「そうねぇ……そうだ、良い方法があるわ!!!」

「その方法とは?」

「ふふふ、まあ見ていなさい………カモン! アサシン『佐々木小次郎』!!!」

カッ!!!


瞬間、閃光とともに部屋に出現する人影

「サーヴァントアサシン、召喚に応じ参上!!!」

そこには羽織を纏った蒼い剣士『佐々木小次郎』が立っていた

整った顔立ち、男前な声、一見して完璧な美青年である

「アサシン、そこの子供と遊んであげなさい!!!!」

そんなアサシンにキャスターが士郎を指差して命令する

アサシンは縛られている士郎を一瞥すると

ごくり

一瞬だけ不穏当な気配を漂わせ

「御意!!!」

言うが早いかいきなり士郎に飛び掛ったアサシン

しかも服を脱ぎ去って飛び込む伝説のルパンダイブ

「しぃーろぅちゅわぁーーーーーん♪」

その表情もルパンちっくに下品になっていた

「うあーーーーーー!!!? くるなーーーーーーーーーー!!!!」

かつてないほどの危機を本能で感じ取った士郎が絶叫する

なにを隠そうアサシンは無類のショタ野郎

警察のお世話になり臭いメシを喰ったことも一度や二度ではない

サーヴァントは召喚主に似るというがその通りである

これまで犠牲になった少年達は数知れない

「士郎!!? キャスター、さすがにこれは………」

やばいのではないか、セイバーがそう言おうとしたとき

「決め付けるのはまだ早いわ、見てみなさいあの二人を!」

「え!?」

キャスターに言われセイバーが士郎たちに振り向くとそこには

「や、やめてくれ……!」

「ふ、なんて素敵な半ズボンからはみ出た太股なんだ、最高だよ……」

そう言って士郎の素足をやさしくいやらしく撫でるアサシン

「うあ!? た、頼む、もう許してくれ……」

その愛撫に心も身体も苦しむ士郎

その姿がなんともそそる

「ほら、あの二人………綺麗でしょう?」

うっとりと、悦に浸りながら破綻した感想を述べるキャスター

セイバーはその光景を見て

「こ、これは………………悪くないかもしれませんね」

にやり、という表現がぴったりな笑顔を見せるセイバー

それに頷くようにキャスターも(見た目だけ)優しい微笑みを返した

ここにまた一人の腐女子が誕生した決定的瞬間であった

そんな嫌な空間で、今度はイリヤが立ち上がり

「よーし! 私もサーヴァントを呼ぶぞー♪ 

来なさい、バーサーカー!!!」

     や
イリヤは殺る気マンマンでバーサーカーを召喚した

ちゅどーーーーーーーーーん!!!!


「「「ぎゃわーーーーーーーーーーー!!!?」」」

アサシンとは比べ物にならない大爆破

その衝撃波で寺が半分吹き飛んだ、ついでに散歩していた和尚も吹き飛んだ

「何事じゃあーーーーーーーーー………………!!!?」 ⇒ キラン☆

そして、その爆煙がはれてくると

「………うが?」

そしてそこには鉛色の巨人『ヘラクレス』が仁王立ちしていた

「へラクレース! あんたも士郎達と遊んでやりなさい!!!」

キャスターの真似をして命令をくだすイリヤ

大人の真似をしたい年頃なのかもしれない

そして、一方命令を受けたバーサーカーはというと

「……………うがー…」

しばし思考

イリヤの命令を反芻してみる

遊んでやる ⇒ 適度に痛めつける ⇒ ぶっ殺す

恐るべきバーサーカーの短絡思考回路

「うがーーーーーーーーーーーーー!!!!」

命令を曲解すると早速士郎達に襲い掛かるバーサーカー

ゴットハンドーーーーーーーーー!!!!

不死身の体と無敵の腕力が寺中を暴れ狂う

「ぬぅんっ! 我々の寺で無法な行いは許さんぞ!!!」

「皆のも、かかれぃ!!!!」

「「「「「イーーーーーーーーッ!!!!」」」」」

戦いに巻き込まれた修行僧が昨日見た『少林サッカー』を真似て応戦するも

当然の如く皆バーサーカーにぶっ飛ばされてしまった

ばっしーーーーーーーーーん!!!


「「「「「イーーーーーーーーッ!!??」」」」」⇒(断末魔)

そして、襲い掛かられた士郎達もぶっ飛ばされたのは当たり前であった

ばっしーーーーーーーーーん!!!


「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!?」

吹っ飛ぶキャスター

ばっしーーーーーーーーーん!!!


「まーーーーた、来週ーーーーーーーーーーーーー!!!」

吹っ飛ぶアサシン

その光景をみて震え上がる士郎とセイバー

お互い抱き合い目の前のバーサーカーにがたがたぶるぶると震える

そして遂にバーサーカーが二人に迫ってきて!

「「たーすーけーてー!!!?」」

ばっしーーーーーーーーーん!!!




「と、いうわけで今日はすげぇ酷い目にあったんだ……」

衛宮家の居間

夕食をとりながら士郎はしみじみと今日あった出来事を皆に話した

「ふーん、私のいない間にそんな楽しいイベントがあったなんて……」

しらじらしく悔しそうに語る遠坂

「人事だと思って気楽に言いやがって……」

「まぁまぁ先輩、それで当事者のセイバーさん達はどうしたんですか?」

「あいつらなら、ドサクサに紛れてちゃっかりフィルムを回収してたみたいでさ

今は土蔵で写真現像してるんじゃないのかな?」

士郎がそう言った時には

どどどどどどーーーーーーーーーーー………!!!

遠坂、桜、藤ねぇは既に土蔵へと走り去っていたのであった

「……………本気で家出しようかな……」

妙に切なくなった士郎であった



おまけ

「…………これは、一体なにがあったのだ?」

その惨状をみて佇む男、葛木宗一郎

崩壊した柳洞寺、階段を残して全てが瓦礫と化してしまっていた

その瓦礫の中に愛妻キャスターの姿を見つける

「マ、マスター………」

「キャスター、何があった?」

「マスター、こ、これを……!」

そう言って手渡されたのは一枚の写真

キャスターはそれを宗一郎に渡すと満足気な表情で力尽きた

写真を見る葛木、するとそこには!

「こ、これは!?」

そこにはイスに縛られた子供士郎の姿が写っていた

それを穴があく程、凝視して葛木宗一郎は一言

「…………よい太股だ……」

ぽっと頬を赤らめてそう呟いたのであった

この妻にして、この夫ありである



END



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